ベッドに座って

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ある夏の朝。 ―――チャ~ユ~ロプケ~♪チョハヌ~ル~♪――― 母『なつ!目覚まし時計早く止めなさい!朝早くに…。近所迷惑でしょ!』 「はー…朝からうるさいなー…、止めればいいんでしょー。………って!今何時よ!?」 急いで制服に着替える18才。朝から大好きなジュンスの声で目覚めようとするが、いっつも母に起こされている朝が苦手な女子高生。 母『早く起きないと遅刻するわよー!ねー!聞いてるのー!?ご飯食べるでしょー?』 1階でなつのお弁当作ってる母が2階に向かって叫ぶ 「お母さんの声の方が近所迷惑じゃん(笑)」 そう呟いてやっと1階のリビングへ降りてゆく。 『ね、あんたまだ彼氏出来ないの?―――はいパン。』 「ありがと。…。余計なおせわですよーだ。」 『顔はそこそこ良いのにねあんた。さすが私の子だわ。』 「ね。お母さん。少しぐらいは自重して(笑)」 その時テレビから… ―――baby sky~♪…―― テレビから流れる綺麗な声。なつもお母さんもこのグループが大好きなのだ。 『あわあわあわあ…//朝から東方神起見れたわ///やっぱり朝はズーム〇ン見るべきね。』 「あー…//もう…///。今日1日頑張れる!ありがとう東方神起!ありがとうズーム〇ンさん!!」 『あんた!彼氏作るんだったらユチョン君みたいな人にしなさいよ!そしたら私…。ユチョン君と親戚になれるのよ…///あ~ん!想像だけでもキュンキュンするわ~!//』 「…。はいはい。頑張りますよ~。…って!遅刻じゃあああああああああん!!!」 『あら、どんまいね。』 「もう…。他人事だと思って…。んじゃ、行ってくる!!!」 『いってらっしゃーい~。』 そう言い勢いよくドアを閉めて、自転車に乗って猛速急で駅へ向かった。
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