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「じゃーもう9時だから中入りな」
「え、あ…はい」
ゆうとは車を降りた
俺が窓を開けると
「あの、嬉しかったです…
こんな見ず知らずの僕に、いろいろ…してくるて、ありがとうございました」
ゆうとそれだけ言って
頭を下げ小走りで青島学園に入っていった
「……はぁ」
俺はハンドルに頭を預ける
何であんな事いったのか
自分でもビックリだ
しかも携帯の電話番号まで渡して
ナンパかよっ!
でも、何故だか分からないけど
また会いたいと思った
なにか抱えているゆうと
寂しそうな顔、
それと同時に何かを諦めたような顔
もっと知りたいと思ったんだ
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