第二章/美少年

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「もしもし、ごめんね」 『あ、いえ…もしかして お仕事中…でしたか?』 「そうだけと、気にしないで それで何だった?」 本当は午後から大事なお客様がくるから いろいろ忙しかったなんて 本人にはいえないだろ 『あの、連絡先を…いただいたから……』 あーそれで連絡しただけで 用はないってところか… なんか悲しい← 「じゃ、明日一緒にどこか行くか?」 『え、でも…お仕事とか 大変…じゃないんですか?』 「全然、あ…ゆうとは学校があるか…」 『明日は午後で終わります……』 けど…と続きを言おうとしたけど それ以上さきは何も喋らないゆうと 「ゆうとは、俺と出かけたくはない?」 『そんなこと…ないです! でも、この前知り合ったばかりなのに…なんでそんなに親切にしてくれるのか…分からなくて』 最後のほうになると どんどん声が小さくなっていった 俺もわかんないけどな ただ、知りたいと思ったから ゆうとの事を 「俺はゆうとと仲良くなりたいだけだよ。ただそれだけ で、明日高校まで向かいにいくわ…てか高校生だよね?」 『高校生です、でも駄目です! 待ち合わせに…しましょう」 この答えは出かけるの いいってことだよな… ちょっと安心 「いいよ、どこ高校?」 それから通ってる高校を聞きだし 明日の学校が終わる頃に迎えにいくと約束し電話を切った 明日がちょうど休みでよかった  
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