第一章【きっかけ】

2/10
前へ
/17ページ
次へ
くだらない、本当にくだらない 絢はバーのカウンターで気だるそうに携帯を開き、今別れたばかりの男のアドレスを消した。 「ねえ、これと同じの、もう一杯」 「かしこまりました」 取りあえず今は、酔い潰れるまで呑みたい気分だった。 男なんて、みんな― 、
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加