第一章

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朝10時00分 ヂリヂリヂリヂリィ-… 目覚まし時計が鳴り響いている。 ヂリヂリヂリヂガンッ… 「ぅっ…もぅ煩いな~…」 今目覚まし時計を止めるのに有り得ない勢いで叩いて止めたこの人物。 「ふっふぁ~」 目覚まし時計が壊れているのを気にも止めず、呑気に欠伸をしているこの人物こそ… 「るみー!」 「……。」 トントントントントン… 誰かが階段を上ってくる音がする その音は階段を登り切り ある部屋の前で止まった コンコン 「るみー!」 「……」
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