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知らないうちに罠にハマっていた。 甘く、優しい顔をした 腹黒の確信犯。 捕らわれた私に成す術はなく 只、彼の存在に翻弄される。 逃げる事なんて出来なかった。 逆らう事なんて出来なかった。 何故? 理由なんて解らない。 全てが彼の思うまま。 全てが彼の望むまま――。 ……そうして ここから、私と彼の嘘の物語が始まる――。
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