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「何だよそれっ!こんなめでたい場所でもお前は冷たいな!俺は教会での千尋の名台詞にあーーんなに感動したっていうのにっ!」 泣いてましたもんねー。 「言うな。恥ずかしい」 おぉっ!千尋さんが照れてるっ!! 貴重!! 「酷いね。ねー、菜々ちゃん?」 ヒョイッと菜々ちゃんの顔を覗き込む。 「ふぇっ? えっ!?あ、そっ、そうですね!?」 急に目の前に現れた加賀見さんの顔に驚いた様子。顔が真っ赤に染まっています。 ……私もこんな感じだったのかなぁ。 なんだか微笑ましい。 「菜々ちゃんも唯さんも今日は本当にありがとうございました。ドレス、よくお似合いです」 加賀見さんを無視して話を変える千尋さん。 「まぁ、お上手ですね。こちらこそありがとうございます。工藤さんのおかげですよ」 「千尋さんの?」 唯さんの言った意味がよく分からなくて、尋ねてみる。
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