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「そんなんじゃなくてっ、圭吾さんが可愛いって言うからっ…」
「「圭吾さん?」」
そこにいた、菜々ちゃんと加賀見さんを除く3人の声がハモる。
「はっ!! いえっ、そうじゃなくてっ!えっと、あの…そのぅ」
「一緒にドレス見に行ったんだよねー」
さりげなく菜々ちゃんの肩に手をまわす加賀見さん。
「けっ、圭吾さんっ!! じゃなくて加賀見さんっ!!」
菜々ちゃん。言い直したってもう遅い。
「……いつの間にお前たちそんな仲になったの?」
千尋さん。ストレートに質問を投げかける。
「俺に秘密主義にしてた千尋には教えなーい」
子供みたいにベーッと舌を出す。
「いつの間に菜々ちゃん落としたのかしら?」
「それがまだ落ちてくれないんですよ、唯さんっ!」
「お前……」
唯さんの問いには素直に答える加賀見さん。
……千尋さん、顔、怖いですから。
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