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僕は魔法使いの援護もあり、魔王との戦いは有利になった。
魔王「フッフッフ、ハーハッハ!楽しいぞ勇者!この姿の我と互角に戦うとは!!貴様の強さに敬意を表し、我の本気を出してやろう!」
魔王は高らかに言うと体の周りを焔が包み、焔が氷って風に舞い散ると、髪は炎のように紅くなり、氷の鎧を着け、二つに分かれた魔剣をそれぞれの手に持った、風で浮いている魔王の姿があった。
魔王「さあ、我に貴様の正義とやらを示せ!!」
魔王は両手の魔剣を交差させて僕と魔法使い迫った。
魔王「哀れな勇者よ!貴様は人間に利用されてるに過ぎない!!そのような傀儡に我は負けぬ!!」
勇者「傀儡?僕は傀儡なんかじゃない!僕は自分の意思でお前を倒す!」
魔法使い「う…こんな事なら雑魚に魔力を使わなければ…」
魔王の猛攻と魔法使いの魔力が切れて僕達はまた窮地にたたされる。
魔王「貴様らは我等の仲間をたやすく、笑いながら殺した!!我々が貴様達に何をした!我等の土地を奪い、争いを避け世界の隅に追いやられた我等に追い討ちを掛ける!貴様らは我等から見たら勇者でも何でもない!」
魔王は言葉を切り魔剣を1つに戻し言葉を続ける。
魔王「────魔王だ。」
魔王は剣を降り下ろした。
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