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魔王「クッ…力の解放か…!」
勇者「あああアアああ亜あ吁あああ亞ああああアああ!」
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いニクイ憎い憎い憎い憎い憎いニクイ!!!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!!!!!
僕はがむしゃらに魔王に向けて剣を振るう。
魔王「一撃が重い…これしかないか…済まない…皆…」
魔王は左手の剣で僕の攻撃をいなしながら右手の剣に魔力を込めた。
ボトッ…
勇者「あ?…!!」
何かの落ちる音と腕が軽くなるのを感じ、腕を見ると剣を握っていた手首から先が無くなっていて。魔王の後ろに見慣れた聖剣とそれを握る手があった。
魔王「ハァ…ハァ…勇者よ…真実を知れ…世界のついた嘘を破り捨て真実を見付けろ!」
魔王は聖剣と自分の持っていた魔剣を投げて寄越した。
勇者「真…実…」
魔王「魔剣は我の首代わりだ。本物はやれないからな…」
魔王は両手を胸の前で合わせると魔力を込めたのか両手が光だした。
勇者「クッ…」
僕は右手を失い、魔王との戦闘が不能になり、寄越された魔剣と聖剣を持って魔王の部屋を出た。
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