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IN体育館
流石に20分前では生徒たちはまだいない
[♪~♪~]
『あっ、すみません💦』
「いや、大丈夫だよ」
『はい?』
<あっオジサンだよ~>
『どうかしたの?』
<いやね、今日は新入生歓迎会で、それに水樹、生徒会補佐に任命されたでしょ?だから、今日は仕事を早く切り上げて水樹の晴れ姿見ようと思って>
『へっへぇ~そう』
<どうかしたの?>
『うっうぅん、何でもないよ』
<今、体育館に向かってるんだ~>
『そっそう、わかった、じゃぁまたパーティーで』
<えっ、ちょっ[ブチッ]>
『・・・・・・』
「どーしたの?顔真っ青だよ?」
「コルセット締めすぎた?」
『あっ、いえ、大丈夫です』
□■□数分後■□■
[トントントン]
舞台脇の階段を上がる音だ
「あっ、理事長、珍しいですね」
『甥っ子の晴れ姿を見にね(o>ω<o)』
「「「甥っ子?」」」
「で、水樹は何処かな?」
先輩方が一斉に俺の方をみる
『おっおじさん(苦笑)』
そう声をかけると理事長こと純は顔をパアッと明るくさせる近づいてくる
[ガバッ]
「何これ、めちゃくちゃ可愛い💕、水樹、お人形さんみたい」
『ちょっ、おじさん、苦しいよ』
「おっとごめん、可愛すぎて、暴走してしまった」
「あの……、甥っ子って…」
みんなうんうんと頷いている
「あのね、水樹は俺の弟の息子なんだ」
「「「・・・・・・・」」」」
「通りで同じ名字」
「はいはい、この話は終わりね、生徒たちもみんな整列してるし、始めちゃって~」
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