172人が本棚に入れています
本棚に追加
風が吹いて、桜が散る。
１３歳。
あたしたちは今日から中学２年生。
「美湖もオレが好きだろ？」
「…ばーか。」
――何故だか分かんないけど、あたしに懐く爽太。
爽太は、あたしが好きで好きで仕方ないんだ。
それは、もう学校じゃ有名なくらいで‥。
あたしも、爽太が好きだよ？だーいすき。
でもね、悲しいかなあたしと爽太のスキは違うの。
だってあたしのスキは、愛してるのスキだから・・・。
でも、言わないよ。
言っても無駄だって分かってるし。
なにより、この関係を壊したくないしね。
別に、このままでいいと思う。
あたしは爽太が大好きで
爽太もあたしが大好きで
なにが不満？
.
最初のコメントを投稿しよう！