祠と雨狐

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びっくりしたけれど、不思議と疑う気持ちは起きなかった。 「いつも俺に会いに来てくれるし、お菓子もくれるから」 頬をほんのすこしだけ赤く染めた少年が言った。 「あの祠の主ってことはやっぱり、狐なの?その耳も……」 「うん」
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