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部屋に入って、陽子は驚いた。
背中を向けて立っている人物がいたのだが、それは楽俊だった。
「よぉ、元気にしてたかぁ?」
「ら、楽俊!?なんで慶に?」
「なんだか会いたくなっちまってなぁ?そしたら、延台輔が高岫山まで送ってくれるって言うから甘えちまったい。」
ポカンと口を開けて次ぎの言葉が出てこない陽子の腕を叩く。
「そんなに驚いてくれるのかい?」
「あ、あぁ…驚いたな、てっきり雁にいるものだと思ってた楽俊が慶にいたなんて…」
二人は近況報告をして、外に祥瓊と虎嘯がいる事を思いだし、中に招き入れた。
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