エピローグ

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「よぉ、元気だったか?オイラは無事帰り着いて、今はまた大学の勉強をしてるよ。」 鳥は囀る。 友人の声で… いつもと変わらない、飄々とした口調で 楽俊が見せたあの景色は、陽子を勇気づける。 陽子が玉座にいる限り、慶国中に広がり、更に栄えるのだと 「またいつか、行けたら行くからな?それまで、お互い頑張ろうな?」 「うん、頑張ろう。楽俊…」 鳥に向かって言っても、返事はない。 だが、きっと彼も分かってくれる。 陽子の気持ちを… 「私は、必ず慶を豊かにして見せる!」 そうして、その願いは将来守られるであろう。
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