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目が覚めたら魔法が飛び交う異世界だったなんてことはなく校舎は山の上にあり真下には館を中心に街が広がっていた。がその街の風景は現代のものではなく昔のものだと判断できた。
「ここは」
クラスの人たちは騒ぎだしたが裕太、大和、勤の3バカトリオは落ち着いていた。
「大和、僕あの館見たことがある。たしか山梨県の躑躅ヶ崎の館だと思う。時代は武田菱の旗だから1581年よりは前の時代。なんかの撮影とかじゃないのは確か。だって自衛隊戦国史って映画の時にタイムスリップした時の光に似た光を見たから」
「裕太、その説が本当だとしてどうするんだ」
「1560年代だったらそのまま武田に仕官したほうがいいかな」
「それ以外だったら織田の家来の羽柴か上杉、あとは武田家臣の真田かな」
「羽柴?」
羽柴秀吉、後の豊臣秀吉であることを裕太は大和と勤に話をした。
「真田って幸村か」
「違うよ幸村のお父さんの昌幸。ちなみに上杉は謙信でも景勝でもどっちでも名君だからいいと思うよ。でも学校でまとまったほうがいいからまだなんとも」
裕太はそれ以降は喋らず疲れたのか眠りについた。
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