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「おい、有川、おまたせ」
「ああ、柿崎か、中本は?」
「ああそれなんだけど、中本はおなかの調子壊したらしくてな、そこのコンビニのトイレに篭ってるんだ」
そう言って柿崎は後ろにあるコンビニを指差して、笑う。
俺は釣られて目をコンビニに向けると、ちょうど中本がおなかをさすりながら出てきたところだった。
「大丈夫か?」
「おお、有川ごめんごめん。急に腹痛くなっちゃって」
「おまえいつもそうだろが」
柿崎が笑って中本の背中を叩く。
それを俺が笑って見ていると、柿崎がこっちに振り返り「いくか」と言って、中本の背中を叩くのを止めた。
「こっちからいこうぜ」
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