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「俺は実はレベル4だ!能力は破壊鉄拳(グレイトフィスト)だ!」
「あらあら、戦う前に自分の能力を教えるなんて随分余裕なことですわね。でもレベル4・・・相手にとって不足はないですの!」
そういうと、いきなり、彼女の姿は消えた。
「レベル4?能力?グレイトフィスト?何いってるんだあいつら・・・」
熙は初めて聞く言葉一つ一つに困惑する。学園都市のことなんて何も知らなかったから無理はないだろう。
「遅いですわね。」
黒子という人は既に耕の背後をとっていた。
「はぁっ!」
といって、太股に忍ばせておいたダーツみたいなものを髑髏坂めがけて投げる。
「そんなオモチャで俺に勝てると思ってんのかぁ!グレイトフィストォ!」
そう叫ぶ髑髏坂はすぐ後ろを振り向き拳を振りかざす。
そうするとものすごい衝撃波がダーツを振り払い黒子めがけて襲いかかった。
「くっ!」
間一髪テレポートで攻撃をかわす黒子。
「ほおーっ。耳にした通りお前の能力は空間移動(テレポート)か。だが、お前は十分に俺にダメージを与えることができない!なぜならお前は「風紀委員」なんだからな!」
「クッ・・・なんて下劣なんですの。」
「そうか、風紀委員は何か問題を起こしてはいけない。だから満足に彼女は戦えないのか・・・なんて野郎だ。」
彼は2年ぶりに「戦い」を目の当たりにした。
よくよく考えると不利な状況に立たされている彼女を救いたいとも考えていた。
そんなことを考えるや否や、
「捕まえた~!黒子さんゲット!」
「さっすがアニキ!あそこまで弱らせれば問題なし!常盤台中のお嬢様も難なくゲットですね!」
「さあて、これから何して遊ぶ?フハハハ!」
「お姉・・・様・・・・」
「もう、見ていられない!僕は彼女を助ける!」
そう思うと腰にベルトが出現し、熙はハートのAのカードを手にした。
「2年ぶりだね・・・変身・・・」
[CHANGE!]
熙は、漆黒の戦士、仮面ライダーカリスに変身した。
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