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熙は会話の中で、能力者のことやレベルというものが0~5まであることや、絶対能力者(レベル6)のことも聞いた。
「まぁ、ということだ。最近は魔術とか変なものも目にするけどなー。」
「変なものってなにー!?魔術もちゃんとした使い方すれば立派なものになるんだよー!?」
「わりいわりい。」
「この人たち、本当に楽しそうだ。」
と心の中で思っていると、
「あぁ、そうそう、ここの学生寮に来たってことは、俺と同じ学校に通うんだよな。クラスはどこなんだ?」
「あぁ、それならこの書類に、」
熙は自分のことについて書かれている書類を当麻に見せた、
「クラスはっと・・・って俺と同じクラスじゃねえか!待てよ?さっき帰ってる途中に小萌先生から電話が来て明日急遽転入生が来るって話聞いたな・・・それってまさか、お前のことだったのかー!」
「多分そうみたいだね。」
「えー超偶然じゃんか!再度よろしくな!」
「う、うんよろしく。」
「当麻と同じクラスかー!あなたは当麻よりしっかりしてそうだから当麻のことはよろしくお願いします!」
「それじゃ俺がだめだめな人みたいじゃねえーかー!」
「だって本当にそーじゃん。この前だって・・・」
「あ、あれは言うなインデックス!」
「はははっ!なんだか楽しいよ。今日はありがとう・・・。」
「まあ、明日から学校だけど、明日一緒に行くか?」
「そうするよ。」
「よし、決まりだ!」
「私ともたまに遊んでねー熙ー!。」
「そうだね。じゃぁ、僕はこれで、今日はごちそうさまでした。」
「ちょっと待て!」
「なに?当麻」
「お前の右手どうしたんだ?」
「まずい、さっき戦闘してましたなんて言えるはずがない・・」
と思った熙は、
「これはバイクの運転中に転倒したとき右手を地面に叩きつけちゃったんだ。」
「そ、そうか、待ってろ、今すぐ氷持ってくるから。」
「あ、ありがとう・・・。」
「大丈夫?」
「あぁ、冷やせばすぐ治るって。」
「はいよ。ったく、氷くらい言えばあげるのにさー。水くさいぜ。」
「本当に、ありがとうな。」
「じゃあ、明日。」
熙は自分の部屋に向かった。
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