2章 漆黒の戦士(仮面ライダーカリス)

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-一方、常盤台中学- 「あぁ~・・・。漆黒の戦士様・・・」 白井 黒子は昨日助けられたカリスを「漆黒の戦士」と呼び、思い返していた。 「アンタ、本当に大丈夫?昨夜から漆黒の戦士様、漆黒の戦士様って・・・ヒーローもののみすぎなんじゃない?」 「お姉さま、漆黒の戦士様は本当に実在しますのよ!私、白井黒子は実際にその方に助けてもらいましたの。かよわい私に攻めてくる者を退治してくれましたの。きっと私のためなんですわー!」 「アンタ、本当に2次元と3次元の区別がつかなくなった?」 「大丈夫ですの、漆黒の戦士様をもちろん強く思いますが、やはり私はお姉さま一筋ですのー!さあ!今日も私の愛をー!」 「ハァ・・・。でも、本当にアンタの言うことが正しければ、相当の実力者ね。レベルも正体も不明なんでしょ?」 「はい、そうなんですの。問題はそこなんですの!あらゆる学園都市の能力者を調べましても、アーマーをつけたり、もしくは変身能力(トランススキル)?でもそんな能力者は今のところ学園都市には存在しませんですの。どういうことなのかさっぱり・・・。でも私は一刻も早く正体を見つけてお姉さま同様の愛をー!ってお姉さまー!華麗にスルーはないですのー!」 会話をしているのは風紀委員(ジャッジメント)の白井 黒子と御坂 美琴だった。 だが、美琴は「漆黒の戦士」について真剣に考え始めていたのだ。 「もし、黒子のいうことが本当ならその人は多彩能力(マルチスキル)ともいうべき存在なのかもしれない・・・。 でもそんなのはもはやあの場合を除いてありえない・・・。能力は一人に一つしか目覚めないハズ・・・。でも、本当に多彩能力に目覚めていたとすれば・・・。それともまた何かの実験が・・・。でもそんな情報は今のところ入ってないし・・・。気になるわね・・・。」
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