2章 漆黒の戦士(仮面ライダーカリス)

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「お前、上条 当麻の仲間か?」 「ち、違うよ!僕はただの小学生だ!上条 当麻なんか知らないよー!本当だよー!信じてよー!」 「いつまでもシラ切ってると小学生だろうが痛めつけるぞ!」 「誰か・・・助けて・・・」 「我が血を元に・・・」 「何だ?あれは恐喝というものか?けど何か呪文みたいなのを唱え始めたぞ。しかも言えば言うほど光が強くなる・・・。あれは・・・魔術? だが、当麻からも聞いた通り、魔術というものが本当に存在するのか・・。だが、そうだとして、どうして科学の都市、学園都市なんかに魔術師なんているんだ?だけど、こんな派手なことやっていたら誰か一人気づくはず・・・。ん?」 熙は光のまわりに紙が貼られていうことに気付いた。 「なるほど、この紙でまわりに知られないようにしていたのか。」 そう、この魔術師は特別な紙にまじないをかけ、全感覚的に他人にバレるのを阻止していたようであった。裏通りとはいえ、通行人はいたがもちろんこのことに気が付いてない。というより見えていないのだろう。だが、人気が全くといっていいほどないこの通りは、人を襲うには最適の場所だった。 「この汚れた者を奈落の底へ引きずりおろしたまえ!カデイア・ド・ インフェルノ! 「いやだー!」 地面からものすごい勢いで鎖が飛び出し、少年の手足を拘束する。 「正直に話せばいいものを・・・死ね!」 「僕は彼を助ける!」 思うと同時に熙の腰にベルトが出現し、熙はハートのAのカードを取り出した。 「変身・・・」 [CHANGE!] 熙はカリスに変身し、少年の元に駆けて行った。
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