2章 漆黒の戦士(仮面ライダーカリス)

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「はーっ!」 「何!お前、この状況が見えているというのか!全感覚からこの状況を感じることができないように魔術を仕込んどいたはずだ!お前、新手の魔術師か!?」 カリスは少年を拘束する鎖を切断し、少年を開放した。 「クィッ・・。」 カリスは首を前に振り逃げろという合図をだした。 「たぶん、逃げろっていってるんだね・・・ありがとう・・・」 少年は涙ぐみながら逃げて行った。 「貴様・・・「地獄の鎖」を簡単に・・・お前は何者だ・・・!イギリス正教のアレか!?貴様の諸派は何だ!いえ!魔法名も答えろ!場合によってはこの私がズタズタにしてやる・・・。」 「・・・」 無視の態度は変えない熙。 「何だ・・?あいつ、何いってやがる、イギリス正教?諸派?何がなんだかわからない・・・。だが、そういう宗教関連のやつらが魔術を使う者達だったとしたら・・・。 まぁ、そう仮定しておいて、問題は今、どうするかということだ。もし、こいつのほかにも魔術師がいるとしたら、というより十中八九いるだろう、一人でもここにくると魔術師だから、「この状況をみられる魔術」みたいなものを使って僕たちに干渉してくるだろう、それは面倒だ。そうなる前に早くこいつを・・・」
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