2章 漆黒の戦士(仮面ライダーカリス)

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熙の遠くに立っていた女子の仕業であった。 「どこかで見たことあるような・・・!?今朝の御坂 美琴という女子だ!でもこれをあの子が?」 熙は考え始めた。 「昨日は黒子を助けてくれてありがとう・・・。私は御坂 美琴っていうのよ。学園都市で7人しかいないレベル5の一人。能力は超電磁砲(レールガン)っていうのよ?あんたが学園都市の生徒の一人ってんなら、これくらいわかるでしょ?」 「そんなことを言われてもなあ・・・。レベル5・・・? ってこれは結構の実力者だ・・・。まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど、なんでここに僕がいるとわかったんだろう・・。」 熙は美琴と戦う気は全くなかったのだ。 「アンタ、何でこの場所がわかったって思ってるんじゃない? それは簡単よ、黒子から聞いた話によると、アンタの得意技は発動時に竜巻を起こして周りが吹き荒れるそうじゃない、私みたのよ、一台だけ強く回る風車をね!だから漆黒の戦士はその近くにいると思ったのよ。洗いざらい探したけど、やっぱりね・・・。今から私の質問に答えて!そうじゃないと・・・」 キュイーン! 「これ、本当にあなたにぶち当てるわよ?」 レールガンが再び熙を横切った。 「なるほど、黒子は美琴の知り合いだったということか。それにしても黒子はただ僕の戦いを見てただけじゃなかったのか。しかも場所が場所だったな。仕方ない。さあ、ここでどうする?一番手っ取り早いのは彼女を戦闘不能にしてここを去ること。だけど、なるべくなら戦いたくない・・・。とすると美琴のいう質問に答えるしか・・・ だが内容によっては漆黒の戦士=僕につながる情報が・・・ しかも声が・・・でも声だけで正体を暴くのは相当難を強いる。だが、油断できない・・・。彼女は当麻の身近な存在・・・。仕方ない、ここは、」
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