3章 ローマ正教過激派と上条崩し

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熙が学園都市に入って一週間がたち、熙が学園都市での生活に慣れ始めた時だった。 -朝、学校- 「みなさーん、今日は何の日かもちろんご存知のはずなのです!そう、身体検査(システムスキャン)の日なのです!みんなーベストをつくすです!」 「えー、どうせ無理だよー。」 「まーたレベル0判定がきて終わりさー、はやく終わんねえかなー」 熙のクラスの大半が既に意気消沈していた。そう、熙の高校はそこまで優れたといえる能力者がほとんどいなかったのだ。 「ねぇ当麻、身体検査って何?」 熙が尋ねる。 「あぁ、身体検査(システムスキャンっていうのは、能力とレベルを測定するものだ。聞いて驚くな、萩野!俺はな、小中といままでレベル0判定しか出したことのない男なのだ!はっはっは!」 「こらぁー!上条 当麻ー! もっと上目指そうという向上心はないのかお前には!全く!萩野 熙・・・こいつのいうことは絶対に聞いちゃだめだぞ!」 いきなり声をあげたのは吹寄制理という女子だった。 「は・・・はぁ・・・」 困惑する熙。 「身体検査か・・・場合によっては僕の正体が・・・まぁ能力を測定したくらいではありえない・・・大丈夫だ。僕はまだ「能力」には目覚めていない。」 熙がそう思った時だった、 「さあてと、そろそろ測定の時間なんです!体育着に着替えて各自測定を行ってくださいなんです!みんな絶対に諦めないでほしいです!」 「なぁ~上やん?わいはこの測定を早く終わらせて体育着を着た女の子の胸がゆっさゆっさ揺れてるところをみたいねんなぁ~!上やんもそう思うやろー!?ぐぁっ!」 「ったく、お前の今日の頭の中はそれで一杯なのか?」 「一杯だけに、おっぱ・・・ぐはっ!」 「いくぞー、熙ー。(あれ今日も土御門が来てねえな)」 「行くか」 「まってや~二人とも~・・・」 どうやら3人は仲良くやってるようだった。
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