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「フ、フンッ、アンタ、小学生のなぞなぞみたいなのを出さないでくれるかしら?くだらないことに付き合って損しましたわ!」
「くだらなくなんかないよ!」
「熙ちゃん・・・」
熙は真剣な顔をして、光子を睨みつける。でもこれはあくまで熙が光子や、高レベル能力者にある気付いてほしいことがあってのことなのだ。
小萌先生は熙のいうことに共感を抱いているようだった。
「いいか?僕がいいたいことは、レベルだの、能力だの、そんなものは戦いにおいては二の次なんだ。本当に・・・本当に強いのは、人の強い想いだ!
お前レベル4といったな。確かにそれより下のレベルからすればお前の存在は大きく見えるだろう。だが、その下のレベルがお前と何か争うときは、もし相手が上のレベルでも勝ちたい、そういう強い想いがあれば、勝てるかもしれないじゃないか。
戦う以上は誰にでも勝利のチャンスが与えられているんだ。
自分が下のレベルより格上だからって驕っていると、いつかお前の足を掬われる
んじゃないかな・・。」
熙はここで断言をしなかった。
いいきってしまった後のことを考えてのことだろう。
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