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「熙ちゃん・・・」
小萌先生が、感極まって涙を流していた。
「な、なによ・・・。アンタ・・偉そうに・・・。」
光子は背を向けてその場から去って行った。
「あいつ、なかなかいいこと言うじゃない・・・私の経験を思い出させるわね・・・ん?あの人どこかでみたような・・・」
「お姉さま・・・殿方も・・さらにはあの方も気になってらっしゃるのね!あの方もいつかぶち殺してやらぁ~~~。」
「そ、そんなわけないでしょ!」
「まぁ、本当にお姉さまのパートナーにふさわしいのはこのワタクシですの。さぁワタクシの強い想いをー!(といいたいところなのですけど、あの方のきっぱり物事をいう態度・・・あの純粋な瞳・・・ワタクシの心が揺れている・・?ワタクシ、あの方に恋を・・・?いいえ!そんなことはあり得ませんですの!)」
美琴と黒子がやってきて話をしていたが、黒子は特に熙のことが気にかかっていたようだった。
「さ、小萌先生、帰りますか。」
「はいなんです!」
熙と小萌先生は常盤台中学をあとにした。
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