3章 ローマ正教過激派と上条崩し

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-イギリスのどこか- 「あーあ、ここどこだし。ていうかこの状況マジありえねえ。今バトルファイトの時間じゃねえだろどう考えたって。あのクソ野郎、いつか真っ二つにしてやる。」 ある一体のアンデッドがぶらぶら歩いていた。 他の怪物とは姿がいまひとつ違う怪物の姿をしたアンデッドだった。 そう、マンティスアンデッドだった。 「シャーッ!」 一体のアンデッドがマンティスアンデッドに襲いかかってきた。 「必死だねえ。今をチャンスだと思っているのかァ?バカじゃねえの?まぁ、暇だから相手してやるよ。この俺様がお前をもう一度おねんねさせてやるよォ!」 マンティスアンデッドも攻撃を開始した。 「おらおらどうしたー?弱いなあお前。そんなんでバトルファイトに勝ち残ろうとか思っちゃったわけ?」 「グォッ・・・グホッ・・・」 マンティスアンデッドのかなり優勢だった。 「グォォーッ!」 だが相手も奮起し、 「ぐほっ・・・」 マンティスアンデッドにダメージを与えた。 マンティスアンデッドも相手のアンデッドも緑色の血が流れていた。 「まさか俺がダメージを受けるなんてな、だがこれで終わりだ!」 とマンティスアンデッドは弓型の武器で相手を滅多打ちにする。 「グォォーッ!」 相手のアンデッドは倒れた。 敗北したこと示す『バックルが開く』というのが起こり、それを感知したモノリスは敗北したアンデッドを封印しに上空へあらわれ、その目的を果たした。 「やっぱり、バトルファイトが始まったことになってやがったか、こんなんアリかよ・・・。ぐっ・・・。」 マンティスアンデッドもダメージを負っていたことには変わりはなかった。 そんなところへ、 「あの・・・大丈夫・・・ですか・・?」 一人の修道女がマンティスアンデッドに近づいた。
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