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羽入「梨花!」
羽入が話し掛けてきた。
梨花「どうしたの!?羽入…。」
羽入「夢にうなされているレナから邪悪な気配が感じられているのです…。」
梨花「何ですって!?」
羽入「僕は……レナの夢の中に入ってみるのです。」
梨花「え!?夢の中に入れるの!?」
羽入「霊体化したこの僕なら、入る事もできるのです。本当は皆の見る夢の邪魔をしたくなかったから今まで使わずにいたのですが…。レナからは異常な悪の力を感じられるのです。まるで誰かに悪夢を見せられているかのような…。」
羽入にそんな能力があるなんて知らなかったわ…。でも、何で沙都子には使わなかったのよ…。
羽入「時間がないのです。今すぐに夢の中に入ってみるのです。」
そういって羽入はすぅー……っと消えていった。
レナ「うぅ…。うぁあああ!!お母……さん…。何で……離婚なん…て…。」
圭一「レナ!しっかりしろ!!」
梨花「レナ!しっかりするのです!」
沙都子「悪い夢でも見ていますの!?」
必死に起こそうと揺さ振ったり、声をかけたりするが……夢にうなされたまま起きない…。
羽入…本当に夢の中に入ったんでしょうね…。
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