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季節が廻り桜が香る
あの頃ならこの春風にも微笑む事ができただろう
今となっては今にも泣きそうな顔しかできない
君が居なくなってからずっと私の心は泣き続けていた
桜が咲く中、私に向かっていつも笑ってくれた君だけがもう居ない
桜が散り、夏が来ても私の冷たく暗い時間に終わりが告げられる事はない
二度目の春、またいつものように桜が咲き、春風が香る
でも写真から切り取られたように君を想う私だけが時を止めたまま
桜の咲く私達の場所でただ居なくなった君を想い
心は泣き続けるのだろう
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