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私たちは社会科見学で 川越に行くことになった。 偶然なのか運命か 達也と同じ班。 嬉しいはずなのに どこか気まずい… そんな不安をよそに達也は 「心春ちゃんと同じ班か!  運命なのかもな  どこかに赤い糸が  あったりして(笑)」 などと、期待感を持たせるような 言葉を言ってきた。 「そ、そうだね…」 本当に赤い糸があったら どれほど嬉しいことか。 でもそんなものが 見えるはずもなく 時間は過ぎてしまった…
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