第1章

6/20
前へ
/58ページ
次へ
草原を抜け森に入ったが意外と森は歩き易かった。 急な傾斜も少なく、柔らかいすぎず硬すぎず適度な硬さの地面。 木もそれほど多くなく、時折鳥の鳴き声らしきものも聞こえる。 森というより林に近いな。 周りを観察しながら歩いて行くと、竹の群生や松の木等知っている植物を発見出来た。 それだけでここが全く知らない未知の場所なのに少し、ホッとした。 意外と知っている場所に出たりして…なんて根拠のない期待に若干胸を膨らませ歩き続けた。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加