第1章

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犬?なのかあれは? 遠目で確認しにくいが犬?っぽい動物4匹がこちらにゆっくりと近づいて来ている。 毛皮が銀色だ。きれいだななんて悠長な事を考えていた。犬?が近づくにつれて俺は目を細め不審に思う。 デカすぎやしないか。 不審感が不安に変わり、それがれっきとした危機感へと変わるまでそれ程時間がかからなかった。 距離にして15メートル。 俺は直ぐにバックを肩にかけ、全力でダッシュした。 あれは犬じゃない狼だ。しかも特大の。 狼の大きさは多分目測1メートル弱。あんなのが4匹もこちらに向かってくる目的はただ一つ。 俺はあいつらの餌(未定)になっている。 狼は俺が走り出して、ワンテンポ遅れて走り出した。
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