プロローグ

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階段を降りて、リビングへ向かう 「優、おはよう」 「ん、おはよう」 今、俺に挨拶してきたのが父さんだ 名前は神崎 隆二(かんざき りゅうじ) こっちも、周りに比べたら、だいぶ若い 「はい、朝食。早く食べてないと、入学初日から遅刻なんて恥ずかしいわよ?」 「わかってるよ」 朝のパンを口に運び、紅茶を飲んでいると 「お兄ちゃん!!早く食べないと!!時間だよ!!じ・か・ん!!」 「わかってるって」 この朝から騒がしい奴が、俺の妹 神崎 結菜(かんざき ゆいな) 今年から、中学三年だ 「わかってるなら早くしなさい!!雫さん、待ってるんじゃない?!」 「かもな」 妹が言った雫こと、春野 雫(はるの しずく)は俺の幼なじみ 紹介は…登場してからということで そうこうしてる内に玄関のチャイムが鳴った 「優、雫ちゃんじゃない?早く行きなさいよ」 「へ~い」 俺は鞄を背負い玄関に向かい、扉を勢いよく開けた
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