廃人について

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それから、海斗先輩が電話で業者に連絡し、ドアを直してもらえることになった。2時間くらいで元通りになるらしいのでその間俺達は食堂に行くことにした。 「栄養のあるものにして下さいよ。」 「カロリーメ○トは栄養ばっちりだよ?」 「足りません。そんな食事でお腹空かないんですか?」 「うーん、食事よりもビーハンだよ。」 「…やはりゲームは全面的に禁止しましょうか。」 「それは駄目っ!」 ゲーム禁止はキツ過ぎるよ。そんなこんなで俺達は食堂に着いた。ドアを開ければ色々とカルチャーショックだった。まず広くて綺麗な高級レストランのような内装。それに加えて入った瞬間の歓声。耳が痛い…。 「キャァァアア!!!椎名様ァァ!!!」 「瑛菜本様ァァ!!!かっこいいぃ!」 「あの子誰???超可愛い!」 「何あのキモオタ!」 大方ナオと海斗先輩を褒め称えているのだろう。キモオタって俺のことかな。確かに人から見たら俺はゲームオタクだけどさ…。それから海斗先輩が空いている席を指差す。 「あの席行こうよー。」 俺を除く3人は周りの声など気にもとめずその丸テーブルへ向かい、雪君、海斗先輩、俺、ナオの順に座った。注文はタッチパネルでするらしい。ハイテクだ…!雪君はオムライス、海斗先輩はタラコスパゲッティ、ナオは海鮮丼にした。俺は悩んだ末に葡萄ゼリーにしたのだがナオに日替わり定食に変えられてしまった。 …何で?
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