疾風の亡霊

3/3
前へ
/41ページ
次へ
「まあツルギさんに比べたらな」  クロガネは空を見て笑う。その先には風を切りながら青い機体が旋回していた。 「比べる人が違いすぎますよ」  訓練生も笑う。傭兵の世界でトップクラスの腕を持つツルギ、訓練生は足元にも及ばない。 世に言う『疾風の亡霊』には。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加