ささやかな願い

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「レイラ……?」 「んー?」 「もしかしてあれ、レイラがやったの……?」 恐る恐る尋ねるレンに、レイラは「さてね☆」とウィンクと共にそれだけ言った。 「ミス.レイラの考えはそれだったんだね。」 「たく…職権乱用だろ……」 「とか言ってーほんとは嬉しいくせに。」 それが結構図星だったようで、エリオットは顔を赤くしながらも従者を睨む。 それに対し、楽しそうに笑いながら、「ごめんごめん」と謝る気なさげに言うリーオ。 すると彼らを見て、レンがくすっと笑った。 「……何だよ?」 不機嫌そうにエリオットがそう尋ねると、 「いいえ。私はこのままでいいって思っただけ。」 結婚なんてまだ早いわ。 そう笑うレン。 その笑顔にエリオットは軽くストライクしたようだった。 「そうよレン!貴女の相手はあたしが見極めたげる!てかあたしが認めた相手じゃなきゃレンは渡さないし?☆」 さっきからずいぶん身勝手なことを宣っているがそれがレイラ。 レンは困った顔をしながらもそんな友達を楽しそうに見つめていた。 .
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