いつまでも君を想う

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その後執り行われた蓮の葬儀。 ラビはそれに出席することなく、電池が切れたように自室に籠ったままだった。 ****** それから約一年後。 教団へ新しいエクソシストが二人入団した。 「(挨拶にでも行くかねぇ……)」 恋人の突然の死からなんとか立ち直ったラビは、ちょうど暇だったということもあり、呑気にそんなことを考えていた。 蓮が死んでから1ヶ月近くは自殺でもするんじゃないかと思えるほど精神的に不安な時期もあり、それよりは大分回復した様子。 だが、蓮がいた頃と比べればどこか足りないことは確かだった。 ラビは頭にバンダナを巻き部屋を出ると、二度目の任務で大怪我を負ったという新人を見に向かう。 新人は元帥の一人、クロス=マリアンの紹介らしい。 その内の一人はワケありと聞いているが…… そんなことを思いながら歩いていると目的地に到着。 ラビはノックもなしに扉を開いた。 部屋の中にはベッドに座った白髪で左目に包帯を巻いた男エクソシストとこちらに背を向けて座る黒髪ロングの女エクソシスト、そしてコムイ。 「ども。ラビっす。」 お得意のへらっとした笑顔を浮かべ、そう告げる。 .
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