二度目の青い星の誕生

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「これでよし、っと」 僕は額に浮かんだひとしずくの汗を拭いながらその場に腰を下ろす。 僕の目の前には、果てしなく青い世界が広がっていた。 僕は少しかがんでその水を一滴指につけて舐めた。でもあまりのしょっぱさにすぐ吐き出した。 「ううっ、ぺっぺっ。ほんとしょっぱいや。でも少し懐かしいかな?」 その水は紛れもなく海水だった。 「やっと一歩。でもこれから全ては始まるんだよね」
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