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スッ……と先生の長い指が、私の唇の横をなぞった。
「ひょあっ!!」
くすぐったい様な、こそばい感じ。
指についたブリュレを、先生は、食べた。
「ん、美味い」
その食べ方が綺麗で格好よくて、少し見とれてしまった。
「……何? 見とれてんの?」
図星をつかれて、私はびっくりした。
「べべべ別に!?きゅ、急に触らないでくださいっ!」
「はは、宮下真っ赤だぞ~」
あっ…たりまえでしょ!?
男の人に免疫のない私が、急にあんな事されて…
あんな顔見せられて…!!
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