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朝のHRでライチは簡単に生徒達に連絡事項を伝えていった
「えっと…これ位かしら。うん。終わりね。」
ライチが手に持つ書類から目を上げて言った。
「起立。」
ジンが号令をかけて終わろうとしたときライチが言っていない連絡事項に気付いた
「あ!!ちょっと待って!来月球技大会があるわよ。帝校長の決定で優勝クラスには賞品が…あったり無かったりするらしいわよ。」
その言葉を聞いた瞬間にラグナは顔を輝かせて聞いた
「女子は全員メイド服とか!!もしかしたら水着!?」
「あり得ません。」
その言葉をライチが一蹴した
「一年分の肉ニャスよ!!」
ジュルっとヨダレを垂らしながらタオカカが言った
「兄さんの写真集!!」
「ライチ先生の…」
「ほらほら、静かに。」
優勝賞品の想像の話で熱くなり始めた生徒達をライチはなだめた
「それで競技が、1年はサッカーとなっています。詳しいルールとかは後々報告します。…それだけですね。それじゃあ…」
「起立。気をつけ。礼。」
ライチの行動を読みジンは号令をかけた
そして
「なぁ、優勝賞品なんだと思う?」
「やっぱり肉ニャスよ!」
ラグナが振り向きタオカカに話かけた
「つか、メンドいだろ…子犬ちゃんはやんのか?」
「タリメェだろが!校長からの賞品だぞ!!テメェらも本気だせよ」
ラグナは教室に届くような大声で言った
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