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『助けて!!ココノエ博士!!』
そのような声が聞こえ舞台の幕が開き始めた
「ようこそ。迷える子羊諸君。」
その舞台の真ん中にはココノエがたっていた
「ここは第七機関…もとい、B組の天才発明家・Dr.ココノエの研究室だ。…と見せかけて。その実体はきょうか…」
「違う!勝手に話を進めんな!!」
舞台の真ん中で説明をしていたココノエに舞台袖からラグナが出てきて話を止めた
「人の話をちゃんと聞けと貴様は教わってないのか?それに、貴様が何故ここにいるかわかるか?」
「は?…多分、ノエルの飯食ったからだろ?」
食べた物体Ωの味を思い出したのか、みるみる顔が青くなった
「そうだ。次の世界では食べないように気をつけるんだな。」
今のBGMは先程と変わってユーモアたっぷりの曲が流れていた
「お…おい!それはアレか!お…俺は死んでるのか!?」
そう言ってラグナは自分の手を見た
「うぉぉぉぉぉ!?す、すす透けてるぅ!?怖えーよ!!マジやべーよ!!」
自分の正面に立つココノエの姿が透けて見えたのである
その光景をみたココノエは目を輝かせ始めた
「ふむ。これは興味深い。ラグナ、研究材料になれ。」
「材料ってゆーな!!つか、こっち来んなよ!!目が笑ってねーって!!」
ラグナはジリジリと後ろに下がって行ったがココノエが一気に詰め寄られて襟をつかまれた
「まずは霊体化のメカニズムを検証しなければ…」
「ちょっ!やべーって!!服は駄目!!脱がすなぁぁぁぁ!!」
ココノエは舞台袖からラグナを引っ張って出て行った
そして舞台の幕が下りていった
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