120人が本棚に入れています
本棚に追加
「…ぶです…?だい…ですか?大丈夫ですか?」
目の前がチカチカと光って見える
「…あぁ。クソッ。頭が痛てぇ…」
脳を見えない手で引っ張られているような感覚でグラグラと視界が揺れて見えた
「あの…大丈夫ですか?」
「ん?誰だ?」
ラグナは目の前に人がいると今気づいた
しかし焦点が定まらず誰であるかまでわからなかった
「私ですよ。わ・た・し。」
(この口調…)
「…ノエル、か?」
目の前の人物にラグナが聞いた
「いや。私だ。」
「お前かよ!!つーかまだ、前回のネタ引っ張るか!!」
ラグナの目の前で声をかけていたのはココノエであった
「という訳で、」
『助けて!!ココノエ博士!!part2』
タイトルコールと共に舞台の幕が開いた
「やらねーからな!!」
開いた幕が閉じてB組の教室に二人は立っていた
「ハァハァ…今何時だ?」
「その息づかいだとただの変態だぞ。まだ13時30分だ。」
「うっせぇ。そんな長くは気絶してなかったのか…」
頭を押さえながらラグナは聞きながら、ココノエの言葉にツッコミを入れるたびに痛そうに顔を歪めた
「そういえば、貴様が気絶してる間に霊体化のメカニズムを検証しておいたぞ。」
最初のコメントを投稿しよう!