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「全く可愛い奴だな。
…朝廷なんぞ風見鶏よ。天下をまとめたことを、自分らの功績にしたいだけだ。
もし俺以外に有力な奴がいたらそっちにいくだろうよ」
「ま、何となくわかるな」
「だろう?
だから俺は天下を取った後に正式な返事をくれてやろうと思ってな」
「へぇ~」
「という訳だ!分かったらさっさと去ね!!」
手にしていた書簡を投げ捨て、信長は朝廷から来た使者を追い出す。
使者は一言の台詞も言えずに退散した。
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