鬼が嘆いた日

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油が仕込んであったのだろう。 思いの外燃え上がる炎に、さすがの信長も顔を歪めた。 ジリジリと身を焦がす炎。 チィッと舌打ちすると、信長は炎の向こうにいるであろう蘭丸に小さく何かを呟く それは謝罪か命令か…。 信長は奥歯を噛み締め、振り切るように土方の後を追い屋敷の中に飛び込んでいった。
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