第壱者(FIRST) 鬱田毒男

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後悔が自身の体を取り巻いていた。あまりに現実味がないので悲しみはない。ただ、あぁ殺しちゃった程度だ。 狂っているのだろうか。俺は。 夢ならば醒めないでくれ。醒めたらまた、時の流れが分からない世界に放り込まれてしまうから。 ふと、テレビを見る。今日はVIPタワーの開放初日だった。沢山の人間がタワーの中にいる映像が流れている。 ('A`)「一人ぐらいじゃ詰まらないよな」 数分後、爆音と沢山の悲鳴が木霊した。
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