第弐者 内藤ホライゾン

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「おい聞いたか?昨日VIPタワーが爆破したんだって…」 「昨日って二年三組がVIPタワー行ってたんだろ?九割が意識不明とか行方不明とか死んでるとか…」 「うわぁ…今日俺たちが行く予定だったんだよな。こえぇ…」 薬品の臭いで目が覚めた。目の前には白衣を着た女性が僕の体を拭いていた。僕が目が覚めたことに気付き、彼女は微笑んだ。 「大丈夫?痛いところはない?」 ( ^ω^)「だ、大丈夫ですお」 女性と話すのはいつまでたっても慣れないのでシドロモドロになってしまった。彼女は気にせず事務的な口調に戻る。 「怪我は軽症です。心配いらないですよ。先生呼んで来ますね」
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