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朝6時に起床…窓をあける、うーん…なんて良い朝だ…雲も適度にある、太陽は雲にかくれていない、微風は吹いている…最高の天気だ…!
……良い天気であったが、夜月はゆるめていた顔から残念な顔に変え、溜め息をついた…
「はぁ…久しぶりにバイトが休みで学校が休みでもなぁ…」
…そう、俺にはやることが以上にあるのだ…。
兄さんのケーキを食った後始末、部屋の掃除、窓拭き、洗濯、皿洗い、宿題、トイレ掃除、兄さんのケーキのお使い、兄さんが持っていったマンガを自分の部屋に戻す、兄さんの部屋の掃除、勉強……これを丸1日使ってやるのだ…、休憩なんて物は存在しない…あるとしたら学校に居る時間。
学校では風紀委員をしているため(推薦だけど)、あまり安らげない…
「はぁ~…兄さんがたまには自分ですべきことをしてくれたらな…」
「誰がするかってんだ」
っと、ソファーでぐったりしてる俺に上からいきなり除き込んできた兄さん、流石に日頃の疲労で驚く気力もなかった
「あっ…兄さん起きたの…?はやいな…」
「お前目が死んでるぞ」
珍しく兄さんが俺の心配をしてくれた、これは夢か?
まぁ、でも、夢でも良いか…良い夢だ…
「ソファーでぐだぐだすんな!お前は家事をすれ!」
ああ…、やはり現実だ…、人生は過酷だ…、駄目だ…、なんもやる気起きない…、
「だあぁぁっ!クッソ動けっての!畜生が!これじゃあ使い物にならねぇ!」
「兄さん…」
「あぁ?なんだよ?」
「温泉行きたい…」
「はあぁ?温泉?」
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