1日目

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「ああ…温泉行きたい…」 「何で温泉なんだ?」 「えっ…?だって肩は凝ってるし、体はダルいし、動く気力もないし…」 「あ~、確かに使い物にならんわけだな…、よし!とりあえず肩揉みはしてやる!」 「えっ…?ちょっ…兄さ」 ベキバキボキベキベキッ!! 「いってぇぇぇぇぇっ!!!!!!!」 肩から物凄い激痛が走る、痛い!痛い!これは痛いってレベルではない!! 笑いながら謝ってくる兄さん 「あ…わりぃ、そこまで凝ってるとは思わなくてよ」 「兄さん…下手くそ…」 「なんだとコラッ!ぶち殺すぞ!」 兄さんはキレてるけど、なんかもう、とにかく温泉に行きたい思いで、なにも考えられない…、早く温泉に行きたいが…動けない…、さっきの激痛で動けない…、クソッ…なんてこった…兄さんの…下手くそ…! 仕方ない…奥の手だ…。 「…兄さん…」 「なんだよ!」 「温泉まで運んで…」 「自分で行け」 「体が動けない…」 「知るか」 あぁ…兄さんが完全に拗ねた…、ちくしょう…他に方法は……っ!そうだ! 「兄さん…!」 「なんだよ!」 「運んでくれたら…ショートケーキを10個買ってやる…!!」 ピコーン あっ、きた…! 「よし良いだろ!運んでやる!」 「兄さん…ありがとう…」 そして、俺は兄さんに肩で担がれながら温泉に向かっていった
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