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「な、何だよ二人して」
「ハハハ、それより見ろよ宮本、灯。今日は星がとってもきれいに見えるぜ」
今日は天気が良く、星がよく見えた。
「わあ、すごくきれい」
「おお、今日めっちゃ星見えんじゃん。」
そう、オレ達の共通点とは同じ天文学部の部員ということだ。まあ今年オレ達が創ったばっかりだから部員はオレ達3人しかいないんだけどな。(あ、ついでに天文学部の顧問はおちサンだ。)
「あれ見て、夏の大三角形があんなに輝いてる」
「そうだな」
灯はきれいな星空を見られてテンションが上がっている。オレは適当に相づちをうった。
「やっぱり今日、夢乃丘に来て良かったな」
オレは星を見ながらつぶやいた。
夢乃丘は俺達の住む堂本市が一望できる唯一の場所だ。ここにはある噂があって数十年に1度、午前12時に空が白く光り宇宙人が降りてくるという。・・・だけどあくまで噂話だ。それにその日がいつだか誰も分からない。実際、オレは宇宙人自体あまり信じていなかった。
オレ達はその場に寝転んで空を見上げた。何千、何万という星々がオレ達を暖かい光で照らしている。
「なあ知ってるか修哉」
「ん?」
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