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ズーンッと自分の言ったことに傷付く彼女を透弥は―
「大丈夫。若く見えるってことだよ」
(そういえば…名前、知らないな…)
「そうか!!そう思えばいいのか!!」
「………」
透弥の言葉を口に出しながら頷く彼女を見ながら透弥は笑う。
「あの…名前は?」
「渡部玲音。これでも二年生なんだからね」
玲音は透弥に右人差し指を向ける。
一歩後ずさる透弥。
「あんたは?」
「古村透弥…です…」
(年上…)
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