1話

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ズーンッと自分の言ったことに傷付く彼女を透弥は― 「大丈夫。若く見えるってことだよ」 (そういえば…名前、知らないな…) 「そうか!!そう思えばいいのか!!」 「………」 透弥の言葉を口に出しながら頷く彼女を見ながら透弥は笑う。 「あの…名前は?」 「渡部玲音。これでも二年生なんだからね」 玲音は透弥に右人差し指を向ける。 一歩後ずさる透弥。 「あんたは?」 「古村透弥…です…」 (年上…)
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